バックパネルとは
バックパネルは展示会や会社説明会、地域イベントや新商品発表会などのイベントで背景として活躍します。
よく記者会見の映像などで背景に企業ロゴなどがプリントされた壁のようなものが映ると思いますが、あれがバックパネルです。また有名人へのインタビュー時に利用されるので、インタビューパネルと呼ばれることもあります。
更にフォトスポットや結婚式などで写真を撮影するときの背景幕としても活用されますのでフォトパネルと呼ばれることもあります。他にもバックボード、システムパネル、スクリーンパネルなど、様々な名称で利用されています。
生地の種類
当店ではトロマットとシャドウファブリックの生地をご用意しております。
シャドウファブリックはトロマット生地の透けが気になるユーザー様のためにご用意した生地です。一般的な使用であればトロマットで充分ですが、パネル幕背面にも光源があり、なおかつ本体の骨組みや背面に隠してある人や物が透けてはいけない状況の場合はシャドウファブリックがおすすめです。すべての生地で防炎生地(防炎シール付き)がご選択いただけます。どの生地も見た目は変わりません。
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トロマット(繋ぎあり)
幕等によく用いられる素材でポリエステルの中でもしっかりとした丈夫な素材です。
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トロマット(繋ぎなし)
幕等によく用いられる素材でポリエステルの中でもしっかりとした丈夫な素材です。
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シャドウファブリック(繋ぎなし)
裏面は黒色で特殊な加工が施してある遮光生地となっています。裏側を透けさせたくないバックパネルなどに適しております。
ターポリン生地について
ターポリン等のビニール生地は丈夫ですが大変な重量となり設置や輸送が困難なだけでなく転倒の危険も増すのでおすすめしません。逆に軽量の生地は薄くなり過ぎて透けるので、当店ではトロマット生地をおすすめしております。
明るさによる、デザイン面の見え方の違い
パネル幕の背面より前面の方が明るい場合
3種類とも透け感が気になりません。
※写真は屋内で撮影しています。
パネル幕の前面より背面の方が明るい場合※1
バックパネルの前面よりも背面の方が明るい場合、トロマット生地はこのように器具が透けて見える場合があります。
前面と背面の両方ともが同じような光量の場合はここまで透けるようなことはありません。
繋ぎありの場合は、繋ぎ目が見える場合がありますので、ご注意ください。
※1:たとえば、部屋でレースのカーテンを引いてる感じです。
夜で部屋の中の方が明るい状態だと、レースのカーテンだと中が丸見えですが、昼で外の方が明るいときには部屋の中が見えない(透けない)感じです。
※バックパネルの設置場所によって、光の当たり方がそれぞれ違いますので、あくまで参考としてご参照ください。
この画像につきましては、外の光が差し込む場所での撮影しております。
生地の透け感
「トロマットは透けますか?」というご質問をよくいただいております。
トロマットは厚手生地なので、壁面に近い場所で使用される場合は問題ありませんが、背面に光源がある場合は器具や背景のシルエットが透けて見える場合があります。その点、シャドウファブリックは光を遮るシートを裏面に貼り付けているため背面にあるものが全く透けることがありません。
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トロマットで背面に光源があり、なおかつメディアに接近すると、輪郭が判別できる程度に透けます。
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シャドウファブリックは背面の光源の有無に関わらず、器具本体の骨組みや背面にあるものが全く透けません。
繋ぎ目について
「繋ぎありと繋ぎなしの違いはなんですか?」というご質問をよくいただいております。
バックパネルはサイズが大きいので、生地の最大幅の関係上、上下の真ん中で生地を繋ぎ合わせて一枚の大きな布に加工します。
バックパネルのデザインはほとんどが格子柄を使用することが多いので、「繋ぎあり」でも繋ぎ目が目立つことはありません。一枚モノのデザインの場合、繋ぎ目が数mmずれる場合があるので、気になる方は「繋ぎなし」をお選びください。
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繋ぎ目(表面)
繋ぎ目(裏面)
繋ぎなしとは
バックパネル用に作った幅広の特殊な生地を使用しております。2m幅を超えるような生地は国内では流通しておらず、「繋ぎあり」より価格が高くなります。
ベルクロ(マジックテープ)の見え方の違い
器具本体とメディアにはベルクロ(マジックテープ)がついています。ベルクロは光を通しにくいため、トロマットの場合、器具の背面に光源があるとベルクロの部分が影になって見えることがあります。
シャドウファブリックは、生地自体が光を通さないため気になりません。
※ベルクロとは面ファスナーのことです。
一般的な呼称はマジックテープですが、これは商標登録のある固有名詞ですので、当店では一般名称のベルクロを採用しています。
器具の上下について
バックパネルの器具本体には、上下があります。黒い調節ネジが下になるようにご注意して設置してください。
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黒い調節ネジがついている方が下になります。
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高さが調整できます。
メディアの取り付け方
生地の特性上、多少の伸び縮みがあるため、ベルクロにあわせて貼り付けるとたるむ場合がございます。
その場合は、生地が数ミリ程度はみ出ていても、ピンとなるように貼り付けてください。
納品時のパッケージ
バックパネルの生地はたたんで、一商品ごとにビニール袋にいれて納品されます。
ポリエステル生地なので、設置する際にピンとはってしまえばたたみじわはそれほど気になりませんが、どうしても気になる方は貼り付ける前にたたみじわをとってから貼り付けてください。(あて布をして低温でアイロンしてください。)
市松模様のデザイン見本
「市松模様でバックパネルを作りたいが、1マスはどのようなサイズにしたらいいですか?」とのご質問をよくいただきます。そこで、ご注文の多い3×3サイズでよく使われる1マスの大きさを4パターン比較しました。デザインを作成される際のご参考にしてください。
サイズ比較
背景1色+ロゴも同色の場合
背景1色+ロゴ1色の場合
背景2色の場合
サイズ比較(前に人が並んだ時)
バックパネの前に人が並んで撮影や会見をする際、どれくらいの人数が立てるのか、パネルのロゴがどのように見えるのかなど、お悩みの方はこちらをご参考にお選びください。
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バックパネル3×3タイプW2265×H2265mm
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バックパネル3×4タイプW3005×H2265mm
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バックパネル3×5タイプW3745×H2265mm
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バックパネル3×6タイプW4485×H2265mm
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バックパネル4×3タイプW2265×H3005mm
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バックパネル4×4タイプW3005×H3005mm
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バックパネル4×5タイプW3745×H3005mm
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バックパネル4×6タイプW4485×H3005mm
3×3、4×3 人数の多さによる見え方の圧迫感の違い
バックパネル前の人数が多い場合、縦の長い4×~タイプの方がスッキリとした印象になります。
横幅いっぱいで窮屈になりがちな横並びのシチュエーションでも、上に視点を逃がすことで圧迫感を軽減することが可能です。
4×タイプなら、奥行きのある会場でも映える舞台づくりが可能
舞台下からの視線
一段下がった観客からの視線は、高さが低いバックパネルの場合パネルを通り越してパネルの外にまで視線が届いてしまいます。4×シリーズなら視線がパネル内に収まるので安心です。
※画像は器具メーカーから提供された画像です。